こども環境科 授業紹介「 保育内容(幼児の表現)」

2018/01/31(水)

幼児教育では、幼稚園や保育園を卒園するまでに身に付けさせたい力を五領域と呼び、この領域を中心に保育を展開していきます。

五領域とは、健康、人間関係、言葉、環境、表現の5つで、本校ではその一つひとつの領域についての専門授業を行なっていきます。

今日紹介するのは、保育内容(幼児の表現)の授業です。

この授業は2年生の通年を通し、30講行います。講師は釧路市治水保育園の元副園長先生で、保育士会の研修講師を15年以上続けているわらべ歌講師の横川牧子先生です。表現者としての‘’自分自身〟を知り、“自分らしい〟表現方法に気付き、活動、実践に繋げることができるようになることを目的に、授業を展開していきます。

授業では総合的な表現方法を楽しめるようなさまざまなわらべ歌や伝承遊び、小道具作りや状況に応じた場面設定などを体験的に学んでいきます。

卒業後、身に付いた表現力を活かし、保育の世界で大きく羽ばたくことを願い授業を行っていただいています。

授業で作成した作品を展示する学生。
この日はグループに分かれて、学びの成果を1年生に向けて披露しました。「一山超えて、二山超えて、三山目の奥に、火がチンガリ チンガリよ♩」
設定は春。「たんぽぽ たんぽぽ 向山へ飛んでいけ〜♬ ふぅ~🍃」
「つくしはツンツン出るもんだ♩わらびはわらっと出るもんだ♩キノコは下に出るもんだ♬しょうろはショロっと出るもんだ」
学生は6月の保育園実習前に、系列のわかばフレンドようちえんで行なった横川先生の『わらべ歌の実践』を見学しました。
楽しそうにわらべ歌に取り組む園児たち。
真剣にノートを取る学生。
発表のラストは「とりの歌」を披露しました。輪唱の歌声が心へ響き渡りいつまでも、いつまでもリフレインし続けました。