保育実践演習(ゼミナール)発表会

2023/02/14(火)
保育実践演習(ゼミナール)発表会

こども環境科2年生が学ぶ保育実践演習は、自分が興味を持つ保育分野のテーマをグループに分かれて主体的に学び、現場訪問などを行い1年間かけて研究していきます。

昨日は取り組んで来た1年間の学びのまとめを、他のゼミや1年生に向けて発表しました。今年のゼミは少人数に分散し、それぞれが臨む活動計画を立て、将来保育士となった時に役立つ体験や教材づくりに、主体的に取り組んでいました。

次年度のプレゼンも兼ねた発表に、1年生からは「すごい!すごい!」「本物の保育士みたい!」との声が挙がっていました。
ゼミ活動ならではの主体的な活動を通して、保育の現場や地域、社会に求められる保育士としての課題を見つめ、考察することで、自身の目指す保育士像や保育観を鮮明なものとしたことでしょう。
各ゼミの活動の一部を紹介します。
氏原ゼミはAD/HDについて場面ごとの対策を考えたり、給食メニューを自分たちで考え調理実習し、試食をしました。その他、保育所・幼稚園実習へ向けての準備として、実習で役立つおもちゃ作りや指導案作成も行いました。また、手話を覚え、鶴野支援学校へも訪問しました。
武藤ゼミは、一年を通し、さまざまな施設へ出向き、自分たちで考えた遊びやダンスを実践しました。その施設にあった遊びを計画することが大変でしたが、子どもたちが笑顔で応えてくれることにやりがいを感じました。12月には下記に紹介する川崎ゼミと合同で、釧路市こども遊学館で「にこにこ こども劇場 クリスマス会」を開催し、地域の親子に楽しんでいただく機会を設けました。
福士ゼミは絵の具を流したポーリングアート作品、オリジナル仮面作りへの挑戦、木製動物パズル作成など、さまざまな“ものづくり”に挑戦しました。ちなみに動物パズルのキャラクターは、釧路市動物園に飼育されている動物をモチーフにしています。
赤神ゼミはパラスポーツについての知識を深めました。自分たちでパラスポーツを理解するために、認知度の予想を立ててアンケート調査を行いました。66%もの人々が知っていると答えてくれました。最後に実際に自分たちがパラスポーツに参加し、体感することで、より理解を深めることができました。
森田ゼミは、実習や保育現場での導入や隙間時間に活用できるシアター作りに着手しました。近郊の公園や釧路市こども遊学館で校外学習を行い、遊びの視野を広げ、展開させてゆきました。さまざまなシアターを発表する過程を通して、徐々に実践力を身につけ、この日の発表会では1年生から尊敬の眼差しを集めていました。
最後に紹介する川崎ゼミは、音楽に関する事柄を中心に活動テーマに取り組みました。発表会では、マリンバやシロホン、グロッケンなどを用いて、『千と千尋の神隠し』を、保育施設のお遊戯会などで披露する鼓笛隊演奏『ビビディバビデブ・ミッキーマウスマーチなどのアレンジ曲』をマーチングバンド風に演奏しました。観客を魅了する素敵なミニコンサートでした♬(音声は学校インスタでお楽しみください)

それぞれのゼミ活動は、学生が主体的に学べる形態を十二分に活用していました。その結果、学生自身の保育力が増し、4月から始まるプロとしての道を明るく照らし続けてくれるに違いありません。仲間と切磋琢磨した思い出を胸に頑張ってください。