アクティビティ・ケアを学ぼう!

2022/10/26(水)
アクティビティ・ケアを学ぼう!

アクティビティ・ケアとは、その人の好きなことや楽しいと思うことを行い、生活支援に活かしていく方法です。

くしろせんもん学校は道内で唯一アクティビティ・インストラクターの資格が取得できる介護福祉士養成校です。さまざまなアクティビティ・ケアの実践例から、その実際を学び、それぞれがどうプランニングされケアに結びつくのかを、2年間の授業の中でより深く学習していきます。

この日の授業では、2年生が立案したアクティビティ・ケアの実践計画を、1年生が利用者役となり、実践発表を行いました。利用者役となる1年生は、片麻痺車いす、認知症、高齢健常者という設定のグループに分かれ、それぞれの設定者への対応もプランニング内容に組み込み、配慮した内容での実践でした。

本来であれば、実際に高齢者施設へ出向いての実践発表を行なっていましたが、この2年間はコロナ禍のため、校内で実践発表を行なっています。介護予防や要介護、障がい者の方々に人生を楽しんでいただくためにも、『心が動けば身体も動く』というアクティビティ・ケアの基本概念を十分に学び、介護福祉士として現場で活用できる日に備え、“心が動き、笑顔を引き出せるケア”を実践して欲しいと願っています。
導入・実践・まとめの所要時間は約20分間。Aチームは、自分たちで考え作成した『高齢者向けかるた』を実践しました。楽しく盛り上がり、まとめの言葉で、裏がポストカードになっていることを告げると、1年生は驚き、2年生を称賛の眼差しで見つめていました☆彡
別室ではBチームが『ジャンボすごろく』を実践していました。発想力と実践力が素晴らしい2年生です。こちらも大盛り上がりでした(^-^)
Cチームは『ハロウィンのお面作り』を実践しました。幼少期に戻り、楽しむ高齢者の姿が目に浮かぶ様でしたね。終了時まで、お気に入りのお面をつけたままの姿が印象的でした。まるでハロウィンパーティーのような楽しい空気が教室を満たしていました🎃🎃
写真中央のお2人は、担当くださる非常勤講師の豊島先生と桂先生です。現場での実践を基に、それぞれの得意分野のアクティビティをご紹介くださり、学生は視野をどんどん広げています。
恒例の記念撮影を行いました。
来年は施設での実践が実現したら嬉しいですね!
最後に、筆者がいただいた『高齢者かるた』を紹介します。
「こ」は紅白歌合戦。発想が素敵で、さすがです。心が動けば身体も動く、まさに、このかるたなら、利用者の方も”わくわくドキドキ”楽しい時間を過ごせることでしょう!