認定ムーブメント教育・療法初級指導者になろう!

2022/09/21(水)
認定ムーブメント教育・療法初級指導者になろう!

ムーブメント教育・療法とは、こころ(感じること)あたま(考えること)とからだ(動くこと)を総合的に支援していく運動の教育です。
“動く楽しさ”と“できる喜び”を十分に味わう体験を通して、子どもたちは成長・発達してゆきます。
こども環境科では、認定ムーブメント教育・療法初級指導者の資格が取得できます。(この資格を取得できるのは、全国で3校、北海道では本校のみです)本校は、本資格取得のため、「特別の支援を必要とする幼児に対する理解」と「ムーブメント教育・療法」を開講しています。
先週、山梨県立大学教授の阿部美穂子先生をお招きし、「ムーブメント教育・療法」の5日間の集中講義を開催しました。

1週間の集中講義では、ムーブメント教育・療法の基礎理論を学習し、発達過程に応じたムーブメント教育・療法に基づく発達支援の方法を、プログラムの立案を含めた実践を通して学んでゆきました。
遊びの場で笑顔が増え、子どもたちが自ら動きたくなる環境を創造できるムーブメント教育・療法は、保育の現場で大変役立つ資格となることでしょう。
遠くから、集中講義のために来校くださった山梨県立大学教授の阿部美穂子先生。(左1人目)
学生はさまざまなな競具を活用した実践方法を学びました。何を学び、どんな活用方法があるのか、想像する力が、やがて創造する力に発展してゆきます。
今日から1週間、阿部先生の講義が続きます。楽しみですね(^^♪
水曜日、かしわ認定子ども園の園児さんたちが来校しました。こども園の園児さんたちのご協力により、発達段階のアセスメントを行わせていただきました。
「こんなことできるかな?」上手に声かけを行い、園児さんと関わる姿に頼もしさを感じました。さすが、保育士のたまごですね(#^.^#)
さぁ、楽しいムーブメントで一緒に遊びましょう!ムーブメントの森にお散歩です。途中で雨が降って来たら、お姉さんたちが準備したスカーフの屋根の下で雨宿りをしましょう!
音楽に合わせて、楽しいお散歩の始まりです♫
最後はパラシュートで、遊びましょう!揺さぶり遊び、大波遊び、どんどん波が大きくなりますよ。フーセンを落とさないように、頑張れるかな?

20年前から、幼稚園の運動会などで活用されて来たパラシュート。これももちろんムーブメントの教具です。ムーブメント教育を発案したのは、アメリカのフロステッグ。今から30年程前に小林芳文氏らよって日本に紹介され、教育・保育・福祉・医療関係者らの協力で、日本独自のムーブメント教育・療法が開花してゆきました。
最終日、5日間行って来た講義も今日で終了です。
この日は、自分たちで立案したムーブメントプログラムを発表しました。
年齢や発達に応じた遊びを考案し、先生と園児役に分かれての模擬保育形式で発表しました。

ムーブメントの遊びは目的と発展性を兼ね備えていて、動く楽しさとできる喜びがセットとなり、やがては健康な身体をつくりへ、そして、人間が幸せに生きる道へとつながってゆくのです☆彡
めざすは『健康と幸福感の達成』。

遊びの場で笑顔が増え、子どもたちが自ら動きたくなる環境を創造できるムーブメント教育・療法。私たちは保育者をめざす人たちに、ぜひ、学んで欲しい資格と考えています。

資格の持つ可能性を十分に活かした、保育者としての活躍を期待しています。

(参考資料:遊びの場づくりに役立つムーブメント教育・療法)