生活支援技術:着脱(ベッド上での介助)を学ぼう!

2022/08/01(月)
生活支援技術:着脱(ベッド上での介助)を学ぼう!

生活全般に渡る広いカテゴリーの支援の方法や介護技術を学ぶ生活支援技術。介護環境科では、一つひとつのカテゴリーについて、2年間の長期スパンをかけ、詳しく、丁寧に支援技術を習得してゆきます。

今日紹介するニュースは、生活支援技術II-① 身じたく 着脱(ベッド上での介助)です。11月に予定している4週間の介護実習を視野に、全介助を必要する利用者の方を想定したベッド上での介助を学習しました。着脱は、『*脱健着患』が基本となり、利用者の方にとって、苦痛・負担の少ない対応が求められます。羞恥心や室温にも配慮した介護技術を習得しようと頑張る1年生でした。

*衣服を脱ぐ時は、問題のない健康な方(健側)から、着る時は病気や怪我、麻痺などのある方(患側)から行うという、半身麻痺の着替えの基本。
この日の授業担当は伊東利恵先生です。また、この日は伊東先生の公開授業として、教職員に公開しました。
介護用人形のこはるさんをモデルに、“なぜそうすべきなのか“という根拠に基づく明確な配慮点を丁寧に指導する伊東先生。側臥位になる回数を減らす、皮膚と布との摩擦に配慮する、などの細かいアドバイスを習得しようと、真剣にメモを取りながら、学ぶ学生たち。

それでは、実践です。ボールくじで2人ペアとなりました!
互いの身だしなみをチェックします。次に心の挨拶を。どうぞ、よろしくお願いします。こちらこそお願いします!
伊東先生からの言葉を思い出しながら、さぁ、実践開始です。
行動には、理由があります。なぜそうすべきなのか、の理由を知ると、一つひとつの動作の意味が理解でき、自分のとるべき動作・行動が見えてきます。
尊厳の保持や自立支援、根拠にもとづいた介護の実践を行うため、日々頑張る学生さんたちです!!