生活支援技術を学ぼう『車いすの移動介助』

2022/05/23(月)
生活支援技術を学ぼう『車いすの移動介助』

生活全般に渡る広いカテゴリーの支援の方法や介護技術を学ぶ生活支援技術。本校の介護環境科では、2年間の長期スパンをかけ、一つひとつのカテゴリーについて詳しく、丁寧な支援技術を習得してゆきます。

私たちは意識しないままに、何気なく日々を暮らしています。この当然である暮らしを「生活」といい、生活とは、人間として尊厳ある営みが続いていくことでもあります。そして、その生活は、一人ひとりを取り巻く環境により大きな相違があります。
本授業では、その違いを踏まえた上で、生活の主体者であるその人の『その人らしい生活の支援とは何か』を、生活の場の細かいカテゴリーに分けて丁寧に学んでゆきます。

今日紹介するニュースは、車いすの屋外における移動介助の方法です。担当は介護環境科 専任講師の伊東利恵先生です。
2人とペアなり、利用者役と介護者役に分かれて、近隣の昭和中央公園まで往復しました。
爽やかな風を感じながら、閑静な住宅街を抜けてゆきます。歩行者の邪魔にならない様に配慮しながら一列になり移動しました。
平坦に見えるアスファルトの歩道ですが、実際には若干の凹凸があり、ポコポコと小さな揺れを感じました。
交差点での注意点も学びました。交通量の激しい交差点では危険も増し、特に利用者の視点に立つことの大切さを肌で感じました。
砂利道&坂道でもある遊歩道に挑戦です。砂利や傾斜に車輪を取られそうなり、悪戦苦闘しながら頑張りました。
頂上に到着しました。高台からは私たちが住む新緑の青さが美しい昭和の街が一望できました。
爽やかな風が心地よく丘で、記念撮影を。
これから2年間かけ、さまざまな生活支援技術を学んでゆく1年生です。