『子ども家庭支援の心理学』を学ぼう!

2021/10/15(金)
子ども家庭支援の心理学を学ぼう!

本校では、保育の対象の理解に関する科目の一つとして『子ども家庭支援の心理学』を開講し、発達心理学や教育心理学で学んだ心理学知見に基づく、子どもの理解と援助の方法論を探究していきます。家族・家庭の意義や機能を理解することで自らも生涯発達することを意識し、心理学を基礎とした子ども家庭支援を行うことができる保育者を目指し学習します。

現代社会における子育てを取り巻く社会的状況の変化や、多様な家庭における子どもが置かれた現状を理解し、未来の子どもたちがより健やかに成長してゆける援助とはどのようなことかを考察しながら、学びを深めていきます。

担当は、北海道教育大学元教授の福岡真理子先生。本校は、道内唯一の文科省指定幼稚園教諭養成専門学校です。北海道教育大学釧路校が指導校として教員派遣をサポートくださり、専門学校でありながら、大学の授業が受けられる利点があります。福岡元教授には「発達心理学」と「教育心理学」、「子ども家庭支援の心理学」の3講義を受け持っていただいています。

今まで学習してきた心理学知見を活かし、グループで課題に取り組み、自ら解を見出していくアクティブラーニングを取り入れた学習内容で、学びを深めていきます。
題材に合わせた臨床データを用いての福岡先生の解説は、納得の分かりやすさです。
変わりゆく社会状況の中で、家族の形、家庭の形態も変化してきています。
学生の素朴な疑問・質問を身体ごと受け止め、学生自身の経験に照らし合わせて答えを見出せるよう助言くださるのです。
心理学を基礎とした子ども家庭支援を行うため、学び続ける学生たち。
「子どもたちの行動の裏にいろいろな原因があるということを、しっかりと理解し対処できる保育者になって欲しい」とのメッセージを福岡先生からいただきました。

多種・多様な家庭の中で育つ子どもや保護者と関わっていく保育者としての未来において、行動認知療法を用いた共感的姿勢が取れる面談ができるよう学びを深めている学生たちでした☆☆