アクティビティ・ケアを学ぼう!

2021/10/04(月)
アクティビティ・ケアを学ぼう!

アクティビティ・ケアとは、その人の好きなことや、楽しいと思うことを行い、生活支援に生かしていく方法です。
くしろせんもん学校は、道内唯一アクティビティ インストラクターの資格が取得できる介護福祉士養成校です。
授業では、アクティビティ・ケアのさまざまな実践例から、アクティビティ・ケアの実際を学んでいき、それぞれがどうプランニングされケアに結びつくのかを学んでいきます。

この日の授業は、2年生が立案したアクティビティ・ケアの実践計画を、1年生が利用者役となり、実践しました。利用者役となる1年生は、片マヒ車いす、認知症、高齢健常者という設定のグループに分かれ、それぞれの設定者への対応も、プランニングの内容に組み込まれる、という盛りだくさんの実践内容でした。
特に介護予防や、要介護の高齢者、障がい者の方々に人生を楽しんでいただくためには、身体の栄養だけではなく、心の栄養も必要なことを実践を通し、学習しました。
導入・実践・まとめの所要時間は20分間。ボードゲームチームは、ホワイトボードの水平を保ちながらお手玉をどんどん載せていく、というゲームを立案し、実践しました。
片マヒ車いすの利用者という設定の4人は、健常な方の手を用いて、どんどんお手玉を載せていきました。(学校インスタで動画配信しておりますのでご覧ください)
ボードゲームを終了し、次の実践へ。車いす歩行も慣れてきましたね。
次は毛糸とモールを用いて人形を作成するアクティビティです。左手しか使えない利用者さんにどこまで援助をし、どの部分を実践し楽しんでもらうのか、また、どうケアにつなげていくのかを考えて実践しました。
こちらのグループは、認知症の利用者さんという説定で、実践を行っていました。まずは自己紹介からスタートです。
症状に合わせた声かけ、コミュニケーションを大切に頑張っていました。演習を通して、質問する力、褒める力、プラスの声かけを学習しました。
認知症の利用者さんチームです。歩行困難な高齢者を演じる1年生と援助を頑張る2年生。一人ひとりに合った個別性のある認知症ケアの支援を学んでいきます。
アクティビティ インストラクターは、一人ひとりの生活歴や生活文化も大切にしながら。コミュニケーションスキルと計画に基づいてその知識や技術を活用し、実践していける支援者です。
この日誕生したアクティビティドール。可愛いですね(*^ω^*)

私たちが日々幸せに感じることというのは、実は日常生活の中の些細なことではないでしょうか。特別なことをしなくても、生活にちょっとした工夫をプラスすることで人は幸せを感じられるのです。 (アクティビティ インストラクター 資格認定セミナーテキストより)