特別の支援を必要とする幼児に対する理解についてを学ぼう!

2021/09/13(月)
特別の支援を必要とする幼児に対する理解について学ぼう!

特別の支援を必要とする幼児の発達および行動特性に関する既習知識を踏まえ、その実態に応じた支援の方法について理解を深めます。また、特別の支援を必要とする幼児の支援における、ムーブメント教育・療法の活用理論を学習します。

障がいがある子も、ない子も、全てのこどもの成長と発達を保障するインクルーシブ保育を理解し、その実現のための方法論を学びます。

本授業では、全てのこどもたちが、安全・安心して学べる・遊べる保育環境を考えていきます。
担当は、山梨県立大学教授で認定ムーブメント教育療法士の資格を持つ阿部美穂子先生。はるばる山梨から1週間の予定で集中講義をご教授くださいます。
本授業は、本校で取得できる認定ムーブメント教育・療法初級指導者の資格取得のための認定単位となっています。
『障がい』についての思い、考え、疑問など、心に浮かんだことを紙に書き、自己紹介を兼ねて発表しました。
それぞれが発表したワードの関連性が近いと思う場所に、自分の発表を貼っていきました。
現在まで、自分たちが接してきた人々、体験してきた出会いのなかで、感じた思いを足がかりに、特別の支援を必要とする幼児に対する理解を深めていきました。
授業目標の一つに『発達アセスメントを支援プログラムにつなぐ具体的方法を理解する』という項目があります。例年であれば保育所に出向き、実際のこどもたちの個々の発達に応じた遊びのプログラムを考えていく演習を行います。
北海道に緊急事態宣言が発令されている今年は、保育所で演習を行えません。代案として、阿部先生が用意した「インクルーシブ保育を行っている保育所の実例」を学習し、理解につなげました。
大人が考えるのではなく、仲間として普段接しているこどもたちから支援の案が出てくるところに感動しました。
写真は2年前の保育所での演習の一場面です。2年生と1年生がペアになり、園児さんの発達をアセスメントし、遊びのプログラムを考えました。
ムーブメント遊具を用いてのこどもたちとの遊びの展開です。こどもたちは、身体を十分に使って楽しく遊んでいました。
本校は、道内で唯一認定ムーブメント教育・療法初級指導者の資格が取得できます。
明日からは、阿部先生による『ムーブメント教育・療法』の授業が始まります!