家事の支援を学ぼう!

2021/09/08(水)
生活支援技術I 家事の介護を学ぼう!

介護環境科では、介護サービスを提供する対象者の生活の質の維持・向上を支援するための生活支援技術を学んでいます。

家事は人間の生活において、生理的な生活の質をより高くするものであります。本授業では、家庭生活を維持していくために必要な家事や、衣生活に関する知識・技術を深め、自立生活を支える家事の介護を習得していきます。

担当は長年高校で家庭科の教員を勤めていた本間容子先生です。本間先生からは、訪問介護でのあらゆる場面における家事の介護について、プリントを用いて分かりやすく教えていただいています。
この日の授業では、まつり縫いとボタンつけの演習を行いました。
もったいないという感覚をもって暮らしている人はたくさんいます。衣類もちょっとしたほつれだったら縫って着続けたいと考えている利用者の方も数多くいるでしょう。裁縫の技術は、介護福祉士に不可欠です。
利用者の方に洗濯を頼まれた時に、ほつれたり、ボタンが取れかかっていたら縫い直すのも介護福祉士のお仕事です。
課題に一生懸命に取り組む学生。この他、ゴミの分別や洗剤の種類について、シミ抜きなど、日常生活に役立つ知識をたくさん教わりました。
自立に向けた家事の介護をするために、介護福祉職がすべきことは何か〜多岐にわたる家事支援の方法を学んでいます。
〜本間容子先生から メッセージをいただきました~
授業の取り組みは、素晴らしかったです。ご自分の生活に役立てて欲しいです。人生の最後に振り返った時、人生に残っているものは、思ったことではなく、行動したことのみです。できることをあらゆることに、色々チャレンジしていただきたいです。一粒のひまわりの種をまいて、花を咲かせた人だけが、一面のひまわり畑に花を咲かせることが出来ます。
健康にご自愛なさってください。皆さんのご活躍を、心から応援しています。