リスクマネジメントを学ぼう!

2021/07/31(土)
リスクマネジメントを学ぼう!

人は皆、安全・安心に生活することを望みます。
リスクとは、「ある行動にともなって生じる損失や危険の可能性」、さらに、リスクマネジメントとは、これから起こるかも知れない事故や災害に対して事前に対応(予測・予防)しておく予防活動だけでなく、被害が拡大しないようにするための事後の対応も含まれます。

本授業では、介護におけるリスクマネジメントの考え方を理解し、介護の質の向上がリスクマネジメントにつながることを学んでいきます。
授業の冒頭では、全老人保健施設などが共同声明を発表した転倒事故についての新聞記事の事例を紹介し、リスクマネジメントについて考えました。
担当は、看護師資格を持つ長谷先生。介護職だけでなく、ほかの専門職を含むチームでリスクに強い環境を整える重要性を理解し、万が一の事故を想定したあらゆる場面での対処方法を学んでいきます。
この日は、5週間実習が明けたばかりの講義の日でした。ある学生の実習における事例を題材とし、リスクマネジメントにおける利用者理解について考えていきました。
まずは、個別で演習に取り組みます。
次に、グループに分かれて、個人の意見を発表し、共有していきます。
クラスメイトの意見を聞き、ディスカッションを経て、徐々に考えがまとまっていきます。
直近の5週間実習を経て、想いや考え方が、大きく変化し、成長した学生たち。
授業と授業、実習と授業が線でつながり、面となった状態でその面積がどんどん増えて大きく逞しく成長し、やがては地域社会のリーダー的存在として活躍してくれることを願っています。