介護福祉論IIを学ぼう!

2021/07/26(月)
介護福祉論IIを学ぼう!

介護を必要とする人を生活をする人として受け止め、一人ひとりの利用者の生活習慣を理解し、その人らしさを大切にするということはどのようなことかを考えていく介護福祉論II。

居宅サービスおよび施設サービスの概要の理解を目的とする本授業では、生活支援事業所、養護老人ホーム、障害者支援施設、多機能型グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホームのそれぞれの施設を実際に見学訪問をし、その違いや特色を学生自身が肌で感じ取り学んでゆく授業を展開しています。

この日の授業では、3グループに分かれて、各自が学んだことを発表し合い、質疑応答・意見交換・講師のアドバイスを受け、より深い学びの次のステップへ向けて意欲を燃やす学生たちでした。
1グループの発表です。このグループは見学した施設別の特徴をわかりやすくまとめ、それぞれの個人が感じた感想とともに発表していました。
2グループは施設が持つ機能の違いや、概要にも触れ、主にどのような方が活用しているのか、また、それぞれの施設見学で感じた全体感想も添えられていました。
3グループの発表は、パワーポイントを活用し発表できるよう準備を進めていましたが、急遽紙面での発表となりました。あえて施設概要に触れず、各自が感じ取り、考えた内容を中心に発表していました。
まとめの資料はグループにより個性豊かでした。
発表の合間には、クラスメイトや担当の長谷先生からの質疑応答や意見交換で、自分の想いや具体的な学びが明らかとなり、より明確な課題が浮かび上がりました。今日の発表を機に、他の科目への学びの意欲が深まった学生もいました。
2025年問題という、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる時代が迫っています。現在、介護福祉士への道は二通りあり、無資格者も介護現場で働くことは可能です。そのような現状の中、道東唯一の介護福祉士養成校しての本校の果たす役割は、介護や支援の真のニーズや真の意味を理解し、支援を必要とする人が“真に望む支援”を提供できる人材です。

訪問させていただいた施設の皆様には、ご多用中にも関わらず多くの時間を割き、施設概要の説明や制度の在り方など、多く学びをご提供いただきありがとうございました。
地域の社会福祉に貢献できる人材育成を、また地域支援を担える人材育成に力を注いで参ります。