車いすの移動介助を学ぼう!

2021/06/04(金)
生活支援技術を学ぼう!

介護環境科では、生活支援技術という広いカテゴリーの科目を、2年間の長期スパンで学んでいきます。
私たちは意識しないままに、何気なく日々を暮らし続けています。この当然である暮らしを「生活」といい、生活とは、人間として尊厳ある営みが続いていくことでもあります。そして、その生活は、一人ひとりを取り巻く環境より大きな相違があります。

本授業では、その違いを踏まえた上で、生活の主体者であるその本人の”その人らしい生活の支援の方法とは何か”を、生活の場の細かいカテゴリーに分けて丁寧に学んでいきます。
今日紹介するニュースは、車いすの屋外における移動介助の方法です。担当は介護環境科専任講師の伊東利恵先生です。実践の前に、要点を丁寧に解説してくださる伊東先生。
2階にある介護技術室前の廊下から車いすを運び出す介護環境科1年生。
2人ペアとなり、利用者役と介護者役にわかれ、近隣の昭和中央公園まで往復しました。
爽やかな風を感じながら、閑静な住宅街を抜けていきます。歩行者の邪魔にならないよう片側を通行します。平坦に見えるアスファルトの道ですが、実際の道路には凹凸があり、ポコポコと小さな揺れを感じました。
交差点での注意点も学びました。交通量の激しい交差点では、特に利用者の視点に立つことの大切さを感じました。
砂利道&坂道でもある遊歩道に挑戦です。砂利や傾斜に車輪を取られそうになり、悪戦苦闘しながら頑張りました。
やっと丘の上に到着です。公園は緑青く、新緑の素晴らしい景色が広がっていました。
将来は、利用者の方々にもこの素晴らしい爽やかさを感じていただけると良いですね。
屋外で使用した車いすの汚れを、丁寧に拭き取りました。
下見、準備、点検、解説指導、実践指導、片付け指導と、一つひとつの事柄を習得するために、丁寧で細やかな指導を実践しています。