実践を通し学ぶ学生

2021/03/02(火)
こども環境科では、学生の学びの集大成として地域のこどもたちを招いて『人形劇発表会』を開催しています。
今年度はコロナ禍ということで、学生たち1・2年生がペアとなり、4つの園に分散し、出張発表会を開催しました。
2年生は『教職実践演習』、1年生は『こどもの遊びと文化』の授業の中で、それぞれ保育実践の向上という目標を持ち、取り組みました。
例年であれば体育館の舞台で行う大規模の発表会ですが、園に出向いての発表会はこどもたちの反応が直に伝わる分、大きな感動がありました。そして、こどもたちが楽しめるよう改良を重ねた発表は、その分学びも大きかったと思います。
また、1・2年生がペアとなることで、先輩から後輩へのメッセージも、いつもの年よりさらに伝わったのではないでしょうか。
2年生は1年生の頑張りへの評価を、1年生は先輩からのアイデアの伝授やアドバイスを受け、この伝統授業がこれからも粛々と続いてゆくことが頼もしく嬉しい限りです。
こどもたちの笑顔が「ありがとう」と言っていました。
皆さん、全員頑張りました。
くしろせんもん学校は、学校バスを持ち、校外学習を多く取り入れています。専属運転手さんもいます。今年はコロナ禍でフル活動とはなりませんでしたが、来年はもっと多くの校外学習に取り組めたら良いですね。
実習園としてもお世話になっている地域の保育園に出向きました。1年生はお話に合った効果音も加え、お話の持つ臨場感が伝わってきました。
もちろん、系列フレンドようちえん3園に出向きました。
2年生は、アイデアあふれる作品を、長時間かけ仕上げました。何度も何度も手品の様な驚きの連続で、こどもたちを魅了しました。
園児さんたちは何といっても、この参加型を楽しんでいましたよ!
取り組んで来た影絵は、幼稚園の明るいリズム室では光の調節が難しいことが判明しました。急遽、劇として発表しました。この経験も大きな財産です。

「どしん!」と臼が落ちて来たところが面白かったそうですよ!

発表と発表の間を繋ぐ上手さは、さすが2年生ですね。
このチームもリハーサルを終え、こどもたちがより楽しめる工夫として、急遽ダンス指導を取り入れて、こどもたちと一緒に踊りました。
感想を聞くと、やはり「踊ったことが楽しかった」と話していました。
このキラキラの笑顔を見てください。
本当にみんな頑張りました。
作品作り、そして発表は、結果だけではなく過程が大切だと思うのです。
そこから大きな学びがあるからです。