障がい者とスポーツを学ぼう(ミニ運動会を開催)

2020/11/20(金)
本校の介護環境科では、初級障がい者スポーツ指導員の資格が取得できます。
本資格は、障がい者スポーツの振興を図り、その健康の維持増進に寄与するために、障がい者のスポーツ指導について専門的な知識と技術を身につけた指導者の養成を図ることを目的としています。
本校では、本資格取得のために養成講習を1日と、障がい者とスポーツI・IIを合わせ、通年を通して30講の演習を開講しています。
担当してくださるのは、北海道教育大学 准教授の山本悟先生です。「文化としての運動」の観点から障がい者とスポーツについて実践しながら、指導実践に必要な基礎的・実践的な考え方と進め方について習熟していきます。
本ニュースでは、対象に即した運動実践の方法の①〜④の演習に密着しました。
例年であれば、障がいのある方々との運動実践を企画していきますが、今年はコロナ禍のため、対象者を幅広い年齢層の自分たちに置き換えて、『ミニ運動会』の実施という形を取りました。
前半の2講では、これまで学んで来たあらゆる叡智を結集し、対象者がどう楽しめるのかを熟考し、準備を進めていきました。年齢、性別を超え、一人ひとりが楽しめることはもちろん、準備段階や実践の最中もクラス全体で楽しんでゆける競技を模索し、アイデアを出し合いました。
後半の2講はミニ運動会の実施。少人数だからこそクラスが一丸となり、計画・準備をした運動会は、学びの集大成であったとともに、それ以上にクラスの絆が深まり、改めて団結力の強さを再確認しました。
来年の春、現場に立った時に、今日のこの経験が大いに役立つことでしょう。
北海道教育大学 准教授の山本先生です。
イベントを開催する時は、対象者がどうしたら楽しめるのかを考えていくことが重要。楽しめなかったら、それは計画書が悪いということ。なおかつ、皆んなが楽しめる運動会を企画してください。とアドバイスを。
紅白のチーム分かれて、案を練る学生たち。各チーム、10以上の案が出て、意図に合わせ、そこから絞っていきました。

活動計画書が完成しました。当日のタイムスケジュールはこちら。

“準備ダンス”が気になる人は、学校インスタ・ツイッターでUPしてますので、見てみてくださいヾ(๑╹◡╹)ノ"

運動能力に障害がある競技者向けに考案された障害者スポーツ『ボッチャ』から、競技がスタートしました。

次は、目かくしリレー。思った以上に怖かったみたいですよ。
つなひきです。ギャラリーから撮影した楽しい映像をUPしています∩^ω^∩
玉入れです。空に向かって投げる玉入れではありません。このユニークな発想が素敵でした☆彡
クライマックスは、障害物競走。バットに頭をつけて10回転してからスタートします。
すると、三半規管がやられてヘロヘロに。気を付けて。
おはじきをお箸で隣りの器に移します。
障害物の最後はパン食い競走。(もちろん、パンの袋は消毒済みです)
障害物競走も動画UPしました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪見てね。
司会・進行役のリーダーです。みんなで力を合わせたミニ運動会、大成功‼️
「スポーツを楽しむ時、限られた時間を、限られた人数で進めていくには、企画・段取りが大切。2年間の集大成として、これだけ楽しく開催でき、ミニ運動会は大成功でした。これを自信に、卒業まで頑張って欲しい」との講評をいただきました。
君たちって最高です😊
会長挨拶も素敵でした!
この日の汗と笑顔は、一生の宝物ですね。