卒業生を訪ねて

2020/10/06(火)
今年3月に学校を卒業したこども環境科の卒業生を訪ねて、認定こども園よしのに行って来ました
この日は、土日を挟み3日間の集中講義後の振替休日だったこども環境科2年生の学生2名も、こども園の勉強のために、同行しました。
カラマツ材の木の温もりが心地よい園舎。広々とした空間中で、のびのびと遊ぶ園児たち。
私たち3人が入っていくと「おはようございます」と元気な挨拶で迎えてくれました。
はじめに、理事長先生より「立腰」を教育の根幹におき、多くの体験を通し自分らしさを発揮できる子を育てていく、教育方針のお話を伺いました。幼児期の体験は、その子の人格形成に図り知れない大きな影響を及ぼします。こどもたちの真っ直ぐな瞳は、自分らしさを発揮している証のようにキラキラと輝いていました。
その後、筆者は2歳児の担任をしている卒業生のクラスに、学生は5歳児のクラスに分かれて保育を見学しました。
久々の晴天に恵まれ、2歳児クラスはちょうどお散歩に行くところでした。
夏を思わせるような日差しと対象的な秋の木々、前日の雨が作った水たまり、高く青い空に飛ぶ鳥たち、赤く色づいたハマナスの実。そんな秋の風景を肌で感じながら園まで戻り、その後は園庭の遊具で思い切り遊びました。優しい先生方のご指導を受け、卒業から半年しか経っていないとは思えないくらい言葉かけや、瞬時の対応が細やかだったはるな先生。
「はるな先生大好き」との声が。すると”大好きコール”があちらでもこちらでも。秋の園庭にこだまのように連呼して、幸せな空間を作っていました。
認定こども園よしのの主幹保育教諭の羽鳥先生は、こども環境科の非常勤講師として『保育内容総論』の授業を担当。「それぞれの人間としての生き方が、教育・保育につながるという点を感じて欲しい」と現場のお話しを交えた情熱的な講義を展開くださっています。
広大な敷地には園庭の他、プールや温室もあり、自然体験活動や食育に力を入れています。
前日は漬物作りを行なったそうです。今日は「ほうれん草の種まき」をしました。この日まいたほうれん草は、3月までに収穫できるそうです。
「大きくなーれ!甘ーくなーれ!」と一生懸命に声かけをしながら、小さな赤い種をまく年長さんのお友達。
筆者は卒業生が受け持つ「2歳児クラス」のお散歩に同行しました。秋の自然を感じながら、ゆっくりゆっくり歩きます。
休憩場所で一休み。高く青い空を飛んでゆく鳥を見つけました。
広大な敷地にある園庭まで戻って来ました。冬はこのお山でソリ滑りを楽しむそうですよ。
はるな先生と、園庭で安全に楽しく遊ぶためのお約束をしました。
遊具は順番ね。10数えたら交代ですよ。
アンパンマン滑り台は大人気。安全に遊んでいるかな?時々様子を伺います。
見て見て。お山をゴロゴロ。
同じ頃、学生2名が同行した5歳児クラスは近隣の笹山の山登りに。急斜面を笹を掴みながら登りました。頂上で、園長先生が握ってくださったお握りをいただいたそうです。格別に美味しかったことでしょう。
外遊びを終え、園舎に帰って来ました。給食の準備も整い、皆でいただきました。
私たちを温かく迎えてくださった教職員の皆様、ありがとうございました。
はるな先生頑張って。これからも応援しています。