ムーブメント教育を学ぼう!

2020/09/30(水)
『ムーブメント』とは動くこと。
『動く楽しさ』と『できる喜び』を十分に味わう体験を通して、こどもたちは成長・発達していきます。
こども環境科では認定ムーブメント教育・療法初級指導者の資格が取得できます。(この資格を取得できるのは全国で3校のみです)
1年生は、資格取得のための「特別の支援を必要とする幼児に対する理解」と「ムーブメント教育・療法」の単位取得のため、4日間の集中講義を行いました。
講師は山梨県立大学教授の阿部美穂子先生。理論と実践授業を織り込んだ20講のムーブメント授業を行なってくださいました。コロナ禍において、例年行っている保育園での実践授業は、クラスの代表者が園に出向いて一部オンラインで授業展開されました。
こころとあたまとからだを総合的に支援していく運動の教育であるムーブメント教育・療法は、遊びを通してこどもの発達を支援し、『生きる力』を育んでいきます。
運動を通して認知、情緒、社会性など心理的機能も学んでいくムーブメント教育。本校では、保育者を目指す人たちに、是非、学んで欲しい教科の一つと考えています。
北海道では本校でしか学べないムーブメント教育・療法の本授業を一緒に受講しませんか。
本校は道内唯一の文部科学省指定の幼稚園教諭養成専門学校として、北海道教育大学釧路校の指導を受け、講師派遣をお願いしています。美穂子先生は、北海道教育大学教授時代から本校の教育にご尽力くださり、昨年からは遥々山梨から、変わらない熱意で集中講義を展開くださっています。ありがとうございます。
「こどもは自分の身体を基準に、世の中の物は出来ていると捉えています」理論を深く学ぶことにより、その後の実践授業が納得した学びとして浸透していきます。
4日間の2日目に撮影に入りました。この日活用したムーブメント教具は『スカーフ』。フワフワと柔らかく、伸縮性に優れた素材を使って、どんな遊びが展開してゆくのでしょうか?!
コロナ禍なので、今年はマイスカーフとして貸し出しし、その後3日間は個人で持ち歩き活用しました。
伸縮性を活用、2人1組で引っ張りっこ。どんどん伸びて、あー楽しい。
表現遊びも楽しめます。風、波、山、川。
小さな小川をジャンプで飛び越えてみましょう。連続ジャンプ、できるかな?
さて、次は滑車がついたスライダーボードに乗ってスカーフの橋の下を通り抜けます。美穂子先生が自ら見本を示して下さり・・ザー。アッという間に行っちゃいました。さぁ、皆さんも体感しましょう。
マスクの下の学生の表情は満開の笑顔(^-^)
全員が終了し、最後に美穂子先生が特別に、ハイスピード編を体感させてくれました!
スリル満点!こどもだったら、絶対楽しいですよ!
「遊び」はすべての発達に基づいた論理的な営みである。なぜならば、遊びは主体的で、気づきと修正の学習プロセスの積み重ねだからである。そして、それは環境「ヒト・モノ・コト)との相互作用で営まれている。
(保育・療育・特別支援教育に生かすムーブメント教育・療法 参照)