創作遊戯を学ぼう!

2020/08/20(木)
2020年春、新型コロナウィルスが全世界で猛威をふるい、私たちの生活や生き方にも変化が生じています。
学校の教育内容においても、昨年までは当たり前に行なわれていた現場での実践や、行事への取り組みが、中止や延期といったやむおえない状況下に置かれています。
春に立てたシラバス通りの授業ができずに、心悩ませていた『こどもの遊びと文化I』を担当する森田先生は、何とか工夫をして学生が成長できる環境を整えたいと、グループによる創作遊戯の発表会を計画しました。
この講義は、こどもの生活を取り巻く、遊びや文化に関する知識や技術を総合的に習得して、保育に実践するための基本的な力を身につけることを目的としています。
森田先生は、まず、昔話を題材とした4曲の遊戯のCDを用意しました。学生は4グループに別れて、どの曲をやりたいかを話し合い、準備を進めていきました。昔話の物語を詳しく調べたり、小道具や大道具づくりに力を入れたり、お面や衣装を工夫したりと、その活動内容は時間経過と共に、学生たちの学びをどんどん深めていきました。
約1ヶ月後の発表会では、頑張ってきた成果を披露し合い、大きな拍手が沸き起こっていました。
コロナ禍における限られた環境の中で、一人ひとりの学生がこの活動に真摯に取り組み、楽しみながら活動した経験は、将来の現場に立った時にきっと生きてきます。
今日の笑顔、仲間との語らい、そして流した汗は財産です。ここでの学びを大切に、保育者への階段を一歩一歩のぼっていってください。
『こどもの遊びと文化Ⅰ』は奥田先生と森田先生の2人の先生で担当しています。今回の創作遊戯を提案・指導してくださったのは森田先生。小学校の教員をしていた森田先生は、児童文化に大変精通していて、幼児教育における言葉の領域において、的確なアドバイスをしてくださるのです。
小道具にも大変凝っていたチーム『おむすびころりん』。アイドルグループみたいに可愛いかったです。
リズム感あふれる遊戯は、このまま現場でも使えそう。動画をインスタとツイッターでアップしているので、見てみてくださいね。
物語の素材を十二分に活かしていたチーム『さるかにがっせん』。
この迫力ある演技力。「私たちでもこんなに楽しいんだから、保育園でやったら、とっても喜んでくれるんだろうな」by学生
衣装やカツラ、小道具も凝っていたチーム『かちかち山』。グループ決めはくじ引きだったため、普段は余り話さない人ともこの機会を通して仲良くなれましたね。
何といっても激しいアクションがカッコ良かったチーム『ももたろう』。決めのポーズもバッチリ決まっていました。こちらも動画配信しています。
一人ひとりの考えが違うからこそ、工夫がされて、より良い作品になったと思います。
みんなもすごく上手で楽しかったし、感動しました。この授業、楽しいです。
いつかこども達とも踊れたら良いなと思いました。
(学生の感想文から抜粋しました。ご協力をありがとうございました)