生活を学ぼう!近藤先生毎日学校の畑に。

2020/07/03(金)
本校は単位取得のために約50名の非常勤講師の先生方にお世話なっています。
その中のお一人が元北海道大学の特任教授の近藤逸郎先生です。
近藤先生に教えていただいている科目は「生活」。小学校の生活科教育が生まれた背景やその概要を学び、児童の姿をイメージしながら、ものづくり・栽培活動など具体的な体験活動を通して実践的な学びを習得していきます。
授業の中で4月に『畑づくり』に着手しましたが、その後、新型コロナウィルスの影響で休校期間になってしまいました。学校が再スタートした時に育てていけるようにと、近藤先生は一人に一つずつの種芋を植えてくださったそうです。土の中ですくすくと育つジャガイモを、畑に通い、毎日見守り続けてくださいました。
やがて芽を出し、成長し続けたジャガイモですが、一部の苗が病気にかかってしまったのです。『私のジャガイモ』と大切に育てている学生の気持ちを汲み、近藤先生は毎日畑に通い、病気で枯れそうになっているジャガイモたちを助けようと奮闘されました。
毎日、毎日、畑に通ってくださった近藤先生。やがてジャガイモたちは太陽の恵みと、先生の保護、そして学生の愛情を受けすくすくと育ち、今は緑の葉の上で可愛い薄紫色の花を咲かせています。
これはほんの一つのエピソードですが、毎回の90分の講義での研究を重ねたモノづくりの技の伝授や放課後の時間まで活用した熱心な学生の個別指導、知れば知るほど感動の物語が溢れ出てくるのです。
そんな優しく素晴らしい近藤先生は、学生たちに大人気です。
あなたも、くしろせんもん学校で近藤先生の講義を受けてみませんか!
『私のジャガイモ』が病気になってしまった学生のことを思い、何とか助けようと奮闘する近藤先生。
6月の授業中の一コマ。ジャガイモは茎が成長して芋ができます。学生たちは茎の部分に土を被せる作業をしました。
ぐんぐん育つジャガイモたち。学生たちも知識とまごころを学び、ぐんぐん成長しています。
ある日の授業では学校の近郊にある「ビオトープの森」を散策しました。
くしろせんもん学校はありのままの自分で、素直に自分らしく輝ける学校です。
『自然と人間を愛する教育(無条件の受容)くしろせんもん学校』