発達心理学を学ぼう!

2020/06/22(月)

本校では教育での基礎的理解に関する科目の一つとして、こども環境科1年生で発達心理学を、2年生で教育心理学を開講しています。

発達心理学を教えてくださるのは北海道教育大学教授の福岡真理子先生。発達の観点から体と心(精神)について知り、どのように関わることが必要かを学んでいきます。

こどもの発達の特性や発達過程を理解することは保育者にとって必要不可欠です。本授業ではこどもの内面を知ろうという姿勢が大切であること、発達には個人差があることを理解し、発達ならびに生活の連続性に配慮して保育をできるために、基本的な知識・技能を習得していきます。

真理子先生は教科書の要点をまとめたパワーポイントを使い詳しく解説してくださるので、とても分かりやすいと学生には大好評。特に今年からイラストを多く取り入れたより分かりやすい教科書が導入されて、学生の学習意欲が高まっています。

自分自身の幼少期はどうだったのだろうと自身を振り返りながら学べるため、興味深く学べるのもこの授業の特徴です。(子育て中のママさん学生さんも自身の子育ての参考になりますね。筆者も一年に一度、心が洗われる思いで受講しています)

こども理解は『こどもに寄り添う保育者』にとって必須条件です。発達の背景を学ぶとこどもの行動が面白いように理解できてきます。行動には理由があり、それを周りにいる大人に認めて欲しい、奨励して欲しいとこどもは願っているからです。

あなたもくしろせんもん学校で真理子先生から発達心理学を学んでみませんか?

今日は第4章 「わたし」と「あなた」の違いに気づく【幼児理解II】
自己認知、自我のめばえ、きょうだい、人格、情緒の発達、困った行動など、一つひとつよりふかく学んでいきます。

今年から「史上最強図解 よくわかる発達心理学」このわかりやすい教科書を活用しています。
イラストがいっぱい。面白くてわかりやす教科書です。
真理子先生の指名で、一講義一回以上は教科書を読む順番が回って来ます。
教科書の内容は現場に立った時、また、自分自身の子育てにもきっと役立ちます。
コロナウィルスへの配慮で、アクティブラーニング※1がしにくい環境が続いているのが残念でした。

※1 学習者が受動的になってしまう授業ではなく、能動的に学べる学習方法
振り返りシートを記入して授業は終了です。自分の幼かった頃を振り返りながら学べる発達心理学。この授業を受講すると親への感謝の気持ちや、幼少期の葛藤など、新しい発見がいっぱいです!