模擬保育で学ぼう!

2019/12/25(水)
本校は文部科学省と厚生労働省の両省から認可を受けている道内唯一の専門学校です。
そのため、本学のみの単位取得ののち、卒業と同時に国家資格の保育士資格と幼稚園教諭2種免許状が取得できます。
資格取得には現場での実習も必修科目です。保育士資格取得のために1年次に2週間と2年次に2週間の保育園実習及び2週間の施設実習を、幼稚園教諭免許取得のために2年次に4週間の幼稚園教育実習を、併せて10週間の現場実習が必修となります。
それぞれの実習に合わせて、本校では細やかで丁寧な実習指導を行い、学生が安心して現場に臨める体制を整えています。
今日紹介するニュースは保育実習指導1Aです。担当は市内保育園の園長歴24年の田仲京子先生。現場の保育園の現状を知り尽くしている元園長先生の実習指導は、園生活における心構えや的確なアドバイスはもちろん、学生の不安な気持ちや心理状態にも親身に寄り添ってくれる大変頼もしい先生です。
この日の授業はグループに分かれて模擬保育を行いました。前の週に各自が書いた指導案をもとに、園児役と先生役に分かれて、保育現場で起こるアクシデントも設定しながら実践してみました。
頭でイメージしていた保育と、実際に行った模擬保育では、各自がそれぞれ全く気づかなかった視点を発見。終了後のディスカッションの時間で、共有して学びを深めました。
来年1月第3週目からの実習へ向けて、一つひとつの準備を重ねている1年生です。
長年現場で延長として実習生を迎え入れていた田仲先生の指導は、園側の立場と学校指導者の立場と、両方の視点による細やな配慮が魅力です。こどもの気持ちを1番に考えた保育の指導を教わることができる学生は、ここでこどもの世界の大切なことを学んでいます。
園児役の学生は多動な子、意欲の持てない子等を演じていき、そこで発生する細かなアクシデントへの配慮も学んでいきました。

春から幾度となく保育の現場で見学実習を行なって来た学生は、自分なりの保育者像が少しずつ描かれて来ていることでしょう。来月の保育園実習は施設実習に続き、2度目の長期実習となります。

そこでは新たな出会いと感動がきっと待っています☆彡