自然と人間を愛する教育〜かヌー体験から学ぼう!

2019/09/10(火)

本校の教育理念は自然と人間を愛する教育(無条件の受容)です。

「自然と環境」という授業を設け、自然から学ぶ姿勢を大切にしています。

身近な地域の自然と環境について、自然観察の大切さや自然環境保全の大切さなどを自然科学の実地教育も交え学んでいます。

今日紹介するニュースは、自然体験活動のカヌー体験です。直接体験の一つであるカヌー体験では、コミュニケーションの取り方、他のカヌーとの連携によるチームワーク構築、刻々と変化する周囲の状況を観察し、判断・行動を取る事、危険に対する予見や対処を学びました。

今年は雨量が多かったため釧路川は増水し、シカの親子や狐やリス、鶴やアオサギといった大自然の中で生きる多くの動物たちとの出会いもありました。

介護環境科でカヌー体験を行う意味を考えながら川下りを行った学生たち。

それぞれに体感した学び体験は、形を変え介護の現場できっと役立つことでしょう。

担当してくださるのは本校の非常勤講師で、R[アール]のツアーガイドをしている氏原英和先生。体育館で事前オリエンテーションを行い、カヌーの目的や心構え、注意点などを細かく教えてくださいます。
始めに漕ぎ方を習います。右側を漕いだら、舟はどちらに向かうのか?
自然の中で発揮する人間力。チームワークや気遣い、周りを見て今自分はどうすべきかを体感していきます。舟を運ぶ、この動作一つを取ってもさまざまな学びが。
救命道具は命綱。ペアを組んだらしっかりと確認し合います。
学校でなぜカヌーを取り入れているのか、どんな意味があるのか。自分は何のためにここに来ているのか、考え行動して欲しいと氏原先生。
本来であれば1年生で体験するカヌー体験。昨年は悪天候のため今年に順延した2年生も参加し、混合チームを編成し、三日間の日程を組みました。有難いことに連日晴天に恵まれました。
自然界の動物たちにもたくさん会えました。シカの親子にも遭遇しました。シカと学生のナイスショット!
自然と人間を愛する教育を直に感じた学生たち。今日のこの貴重な体験は、心のフィルターを通し、一生の思い出として残ることでしょう。