教育方法学 熱気球がふわふわドームに変身。

2019/07/09(火)

本校は道内唯一の文部科学省指定の幼稚園教諭養成専門学校です。

大学の通信教育を受けずに幼稚園教諭免許を取得できるのは、道内の専門学校では本校だけです。学生は授業科目毎に教員から直接授業を受けて、幼稚園教諭や保育士としての資質を身につけていきます。

今日紹介するのは教育方法学です。

こども環境科2年生の前期に開講している本授業は道徳・総合的学習の時間等の指導法に関する科目の一つとして、本校専任講師で北海道教育大学元教授の倉賀野史郎先生が担当くださっています。

これから社会を担うこどもたちに求められる基礎的な資質や能力を育成するために必要な教育の方法とは何かを、さまざまな教材を用いて多角的に学んでいきます。

この日の授業ではポリ袋を使って熱気球を共同制作しました。校舎前で打ち上げているところへ、降園時のわかばフレンドようちえんのお友達が。

「触ってもいいのよ」の声かけに、遊びがスタートしました。

嬉しくて楽しくて、その喜びの歓声や表情に、見ている私たちが教えられたのです。こどもは楽しいことが大好きだと。その楽しい瞬間の持続を、何度も何度も繰り返し、成長していくことを。

この授業が意図する主体的・対話的な深い学びは実現され、幼児の興味・関心が高まるこどもの学びの世界が広がりました。

北海道教育大学元教授の本校専任講師 倉賀野先生。ゴミ捨て用に使用するポリ袋を使って、熱気球(ソーラーバルーン)をつくってみよう。たった200円でこどもが喜ぶソーラーバルーンをつくるよ。(身近な素材を使って、毎回私たちにおもしろくて、不思議なモノづくりを教えてくださるのです)
1階の体育館に移動して、ポリ袋を解体しながらセロテープで貼り合わせていきます。
本校の体育館はバスケットコート2面分の広さがあります。体育の授業の他にリズム遊びや表現遊びの展開、こんなに大きな、大胆な作業の時も使用しています。
組み立てが終了し、扇風機で風を送り込み大きなバルーンが完成しました。送付口から学生が入って・・・
中から見つけた穴を一つひとつセロテープで塞いでいきます。
さぁ、いよいよ外で打ち上げです。バルーンを外へ運び出す学生たち。

青空をふわふわと泳ぐバルーン。その不思議な光景に興味深々顔で遠くから見つめていた、お隣のフレンドようちえんのお友達。

「こっちで一緒に遊ぼうよ!」 『こどもたちの声が聞こえる学校』のキャッチを持つ本校は、実践教育に大変恵まれた学校です。

中に入って遊び出すとどんどん、どんどん楽しくなって。

見てください、この表情(#^.^#)

このキラキラの笑顔に。喜びの歓声が聞こえませんか♪
楽しく遊んでもらいながらも危険が無いように配慮する学生。さすが2年生ですね。
最後はお片づけのお手伝いまでしてくれましたよ。

お兄さん、お姉さん方ありがとう。さよならの時は離れがたく、思わず大好きと抱きついて来てくれました。ぜったい楽しいソーラーバルーンも、最後はぜったい楽しいふわふわドームに変身しました。

いつもこどもに教えられる私たちです。