生活科概論を学ぼう!
本校は道内唯一の文部科学省指定の幼稚園教諭養成専門学校です。
大学の通信教育を受けずに幼稚園教諭免許を取得できるのは、道内の専門学校では本校だけです。
北海道教育大学 釧路校が指導校として学校教育をサポート、教授や講師の先生を派遣くださっています。
今日紹介する授業は、同大学の地域学校教育実践専攻・学校教育実践分野 授業開発研究室の教育学博士 境智洋教授が教えてくださる生活科概論です。
この授業は、小学校の生活科のイメージが持てるように、幼稚園や保育園の教育・保育内容(五領域を根底とした)が生活科でどのように活かされていくのかを実践的、体験的に学んでいきます。生活科では身近にあるものをどのように見ていくのか、考えていくのかを学びとっていきます。
この日の授業は『先生と幼児のかかわり、授業は教師発か、それともこども発なのか』との語りかけから進んでいきました。『課題』とのすてきな出会いを仕組む。普段の生活の中に『課題』を仕組む教師。
こども発だけではその内容に迫るのは難しく、教師が意図的に日々の話題を工夫したり、導入を工夫したり、学ぶ環境を整えてあげることが大切です。との概論を踏まえ、本日の主題は『石っておもしろい。君も石博士になれる!』さまざまな石についての発見や驚き、感動がありました。石について学びながら、実はその先にあるのは、生活科で学ぶ社会的・個人的・精神的自立。
人として成長するために幼少期で経験するさまざまな学びがとても大切であることを境先生は教えてくれます。
こどもの興味や疑問にとことん向き合える保育者を目指し、ここから未来。
毎回大きなコンテナ3個程の素材を持ち込み授業を展開してくださるのです。火成岩、堆積岩、水晶、黒曜石等の岩石、ハンマーや木槌等、実験に使う素材を準備してくださいました。
山はどのようにできるのだろう。①は火山。②は土地の変化。①はマグマの爆発。②は土地と土地の歪みで起きる。五感を使って石を見分けてみよう。色は?形は?手触りは?匂いは?つぶつぶの様子は?
マグマが冷えたものがキラキラ光っているキラキラ石。石と石を叩いて、擦り合わせて匂いを嗅ぐと・・きな臭かったらそれは火成岩。