こころが動けばからだも動く!アクティビティ・ケアの実践。

2019/06/03(月)

介護環境科ではその人が笑顔になれるアクティビティ・ケアを2年間の授業の中で学んでいきます。

基礎理論から実践方法や応用まで、施設見学や交流を経験しながら段階的に学ぶことで、アクティビティに関する多くの知識や技術を身につけていきます。

今日紹介するのは介護環境科2年生のアクティビティ・ケアIIの実践と振り返りです。ご協力いただいた高齢者施設は社会福祉法人釧路創生会 老健たいよう。3名ずつ4グループになり、それぞれが立案(毛糸、パズル、アクティビティ・トイ、花瓶作り)準備した4つのアクティビティを提供しました。

2講に渡り準備をしたそれぞれのアクティビティは、利用者の方々の心を徐々に動かし、そして身体が自然と動いて笑顔があふれて出して来ました。取り組む学生も見守る職員さんも笑顔が笑顔を呼んだアクティビティ・ケアを実感しました。

人はやりたいことをやれる時に笑顔なります。どの人もやりたくないことをやらされるのは嫌なものです。そんなその人のこころにスポットを当てて、その人のやりたいことをケアに活かしていくのがアクティビティ・ケアです。

こころが動けばからだも動く。

その人にとって心地よいケアをデザインし、笑顔の輪を広げるアクティビティ・ケアをここで学びませんか。

(くしろせんもん学校は道内で唯一アクティビティ インストラクターの資格が取得できます)

毛糸グループはリース用の毛糸玉をたくさん準備していきました。テーブルいっぱいに広げられた色とりどりの毛糸。そこに安心感も加わって、この笑顔を引き出しました!
その人の目線で向き合い、ルールを強要しないで場を進めていくにはとても大切なことですね。素敵です!
語り掛けがとても上手でした。2年目の成長を感じます。笑顔が笑顔を生んだ瞬間です。
パズルグループは利用者さん目線で選んだ写真が大成功。真ん中のピースをはめたくて思わずずっと立ち続けた利用者さん。これぞこころが動いたリハビリですね。
花瓶作り&生け花チーム。女性はやっぱりお花が大好き。お花を愛でる気持ちは本当に心を和ませるのです。ずーっと取り組んでいる利用者さんもいました。

楽しかったひと時を惜しむように、玄関までお見送りに来てくださった利用者さんも。

思わず胸の奥がジーンと温かくなりました。ありがとうございました💛

後日振り返りの授業を行いました。準備、実践したことを客観的に振り返り、共有します。

これからの日本が向かう超高齢化社会を担っていく介護福祉士。この素敵なアクティビティ・ケアの実践力を身につけて笑顔でイキイキと働ける専門職を目指しませんか。