こどもの心に寄り添い、こどものやる気を引き出す保育者になろう!(教育心理学)
こども環境科では保育士資格と幼稚園教諭免許取得のため、教育基礎的理解に関する科目として1年生で発達心理学を、2年生で教育心理学を開講しています。
今日紹介するのは2年生の教育心理学。
講師は発達心理学を担当くださっている北海道教育大学教授の福岡真理子先生。
1年次に発達心理学で習得したこどもの発達の理解や、保育現場における教育や保育の効果を高めるための知識を活かした集団の中での教育を学んでいきます。
紹介する授業内容は10章の「保育の中で生かす教育心理学」。翌週から2週間の保育実習を控えている2年生へ、保育者の役割や保育における集団が果たす役割、その意義やこどものやる気を引き出す保育とは何かなどその動機付けや理解の方法論等を幅広く学びました。
本授業ではアクティブラーニング※1を取り入れて共同学習をすることで更に学びを深めています。
「こどもの心に寄り添い、こどものやる気を引き出す保育者になって欲しい」との願いが込められた真理子教授の教育心理学。
この熱いメッセージを受け取って学生は2週間の保育実習へ臨みました。
※1 教員が学生に対し一方的に知識を教授する講義型ではなく、学生が主体的に問題を発見し、解を見出していく能動的学習方法の総称。
道内唯一の文部科学省指定幼稚園教諭養成専門学校の本校は全ての授業で直接対面授業(学校の授業単位のみ)を行っています。(北海道教育大学 釧路校が指導校となっています)
福岡真理子教授は長年の教育現場における数々の事例を元に、一人ひとりの学生を大切に、心理学知見が持てるように指導してくださっています。
発達心理学で学んだ保育者の配慮を思い出しながら学習を進めます。
集団の中で自分がどのような役割を果たしていくのか。その役割を学ぶ意義とは何か?自分が何を期待されているのかの自覚が促される→役割を遂行できた時の達成感を感じる。→集団への一体感を感じる。
自分の意図や感情をどうコントロールするのか葛藤するこどもたち。
こどものやる気を引き出すには、自分からやる、内発的動機が重要。トラブルも新たな行動を学ぶチャンスと捉える。次に自分たちがどうように調整したらよいのか。保育者が媒介者になります。
自分が勉強してきたことは保育現場のどことつながっているのか。実習は保育の実態を知ることができる最大のチャンス!