乳児保育を学ぼう②

2019/01/18(金)

昨年12月22日のニュースで紹介した乳児保育。

今日はその第2弾で、2019年度入学生も参加した1月9日の授業の様子を紹介します。

講師は38年間の乳幼児保育の経験者である根本元園長先生。これから保育士を目指す高校生も交えた授業では、乳児(0・1・2歳児)の保育についてその概要を、何が大切なのか、本当に大切なことは何かを熱く語っていただきました。

乳児保育では乳児の心と身体がどのように発達していくのか、その順序性を知って、保育士としてどのように関わっていくことが大切なのかを常に念頭におきます。保育園の生活のリズム、発達と保育内容、生活環境づくり、基本的生活習慣の獲得と保育、人とのかかわりにおいて、どのような援助をしていったら良いのか、プロである保育士として着目すべき着眼点を学びました。

また、根本先生は学生が乳児の保育をより明確にイメージできる様に、現場で起こる具体的例を挙げ、学生が自ら解を導き出せる様演出します。

『保育士ってこんなに素敵』根本先生の授業を聴いたら思わず保育現場で働きたくなるような、そんな魔法のようなひと時でした。筆者はこんな風に感じましたが、高校生の皆さんはどう感じましたか。

物的環境、人的環境、自然環境。「雲があるね。雲っていつも同じ形かな?」たくさんの感性を研ぎ澄ませてこどもへ伝えていくことが大切。
AちゃんはBちゃんを叩いた。あなたはどんな声掛けをしますか?文科省の教育:主体的に生きる。自分のことは自分で判断し、行動し生きる。そのためにどんな援助が必要ですか。保育士のバイブル、保育所保育指針(平成29年3月31日厚生労働省告示第117号)困った時は広げるとそこに答えが。
2年生が高校生を誘って一緒にわらべ歌を。学生のリードに短時間で和気あいあいのあったかムードに。
ぎゅーっと抱き合って。こんなに笑顔に。
こどもたちが寛いだ雰囲気中でこそ自己を発揮できると教えてくださった根本先生。ここでもその原点が生きています。家庭的な学びの中でしっかりと自己を発揮する学生たちと。そこには人間的な愛と気遣いが溢れていました。(撮影協力を本当にいつもありがとうございます💛)