和服の基本的知識を学ぼう!

2018/11/09(金)

介護環境科では生活支援技術という授業を長期スパンで学んでいきます。

生活とは何か、生活の支援とは何か、生存を維持するためだけでなく、一人ひとりの価値観や文化にも着目しながら、その人らしい生活の継続支援とは何かを2年間掛けて幅広く細やか学んでいきます。

今日紹介するのは「被服の機能 和服の基本的知識」を学んだ授業です。教えてくださるのは、北海道教育大学元教授 畠山歌子先生。長年に渡り衣服の有効利用に関する教育を行ってきた被服領域のスペシャリストです。

この日は日本の民族衣裳である和服の基本的知識(着方【着付け】、帯の結び方、たたみ方など)を丁寧に教えていただきました。

時代の変遷と共に、和服を着る機会が少なくなってきている現代ですが、介護福祉士として高齢者の方と接していく機会が多い学生は真剣かつ興味深く学んでいました。

先生は自宅から女性用と男性用の和服を数着持ってきて下さいました。その和服をお借りして着付けをし合いました。
和服は布をたっぷりとゆとりをもたせて裁断、縫製されたもので、着装の際にからだに合わせて着る寛衣形(かんいけい)です。
学生同士で教えあいながら、結びひもをたたんでいました。
和服のたたみ方も覚えておくと良いですね。
演習前には教科書に沿った分かりやすい講義が行われるので安心して学んでいけます。