認知症の人の支援を学ぼう‼️

2018/10/24(水)

介護環境科1年生は認知症疾患や疾病について学んできました。

後期の授業では認知症の人が抱える生活課題を理解して、専門的知識を生かした介護の基本を学んでいます。

今日紹介するのは生活場面における認知症ケアの食事介助の方法です。

認知症の人は食べものを噛む力や飲み込む力が弱くなっています。むせ込むことが多くなり、誤嚥性肺炎の原因となります。これを防ぐために、飲み込みやすい大きさに切る、噛み下しやすい硬さを選ぶ、のどに詰まりにくくするために「とろみ」をつけるなどといった工夫が必要です。実際の食品にとろみをつける製品や、献立になったレトルトの介護食品も市販されています。

学生は利用者と介護者に分かれて演習を行い、自ら体感することで学びを深めました。

来月に行う4週間の介護実習に向けて、利用者の方の気持ちを理解する良い機会となりました。

利用者の方にどのような声かけをしたら良いのか、何度もロールプレイします。
食べる時のNG姿勢は? 食事の際の姿勢に気をつけて、むせ込まないよう見守ります。
食品にはさまざまな工夫が。食べやすく美味しく味付けされていました。
介護食の市販のレトルト食品。
来月に実習を控えた演習は、貴重な体験でした。