釧路専門学校職員研修会『学生の理解と支援の視点』

2018/10/02(火)

「コミュニケーション等が苦手な学生に対する理解と対応」というテーマで、北海道教育大学釧路校准教授の戸田竜也先生をお招きして校内研修会を行いました。

戸田先生の専攻は、特別支援教育・教育福祉・教育心理学で、2008年から8年間本校で発達心理学や教育心理学の講義を受け持っていただくなど、本校とはゆかりの深い先生でもあります。

現在は北海道公立学校スクールカウンセラー、釧路教育局・根室教育局特別支援教育専門家チーム委員長としてもご活躍の戸田先生に、上記テーマで長年の教育実績に基づく理論と実践経験から培った支援の視点についてご講義いただきました。

2時間の研修の中には事例研究という形のグループ討議(各職種 男女混合の4人グループ)が盛り込まれ、さまざまな角度からの意見交換等も出来、更に理解が深まりました。

なぜ、その子はそのような言動をとるのか?そうせざるを得なかった必然性があったのでは?

仮説を立て検証し、「仮に理解」してはたらきかける。適切な支援を行うために、原因・背景を深く捉えることの大切さを学びました。

この日は本校の教職員の他、非常勤講師講師の先生方も5名参加いただきました。
個性豊かな私たち。一人ひとり違う思考のくせ。誰もが持っている個性と特性。
戸田先生自身の苦手事告白などがあり、首を縦に振る回数のなんて多かったことでしょう。
素晴らしい講義をありがとうございました。釧路専門学校は地域の方々の学びの場としての自覚を持ち、学生の理解と支援に勤めてまいります。