就職内定おめでとう!

2021/01/15(金)
許可の取れた学生の協力で続けている就職内定シリーズ。
今日紹介する学生は、釧路明輝高校出身で、釧路市内の老人保健施設に内定した川上零生さんです。

中学生の頃、祖母の入院がきっかけとなり、介護の仕事に興味を持ちました。
釧路の街が好きで、市内での進学を考えていたところ、くしろせんもん学校が釧根唯一の介護福祉士養成校と知りました。
オープンキャンパスに参加し、専門設備が整っていることはもちろん、先生や先輩方の距離が近く、温かい雰囲気に安心感を抱き、進学を決めました。
入学直後は、社会人経験者が多く多少心配をしましたが、宿泊研修で一気に距離が縮まりました。みんな優しく、接しやすく、クラス内はとても良い雰囲気のまま、もうすぐ2年が経とうとしています。同じ夢を目指す仲間が集まっている専門学校は、勉強に集中できる環境が整っていて、専門職への道が一直線に続き、有意義な学生生活を送ることができました。
好きな授業は『視覚障害者・聴覚障害者の支援』で学んだ「点字」です。
点字は自分にとっては全く新しい世界で、そこには知らないことを知る喜びがありました。点字のしくみや決まりを学習し、絵本にある簡単な文章を点字におこし、手で読めるように仕上げました。視覚障害者への理解が一歩深まり、自分の中の未知の扉が開いた心に残る授業でした。
[聞き手・櫻庭利香子]

最後に、川上さんに学校の魅力を聞くと「自分の学びたいことを、のびのびと学べる学校」と答えてくれました。
4月からは『どんな場、どんな時でも利用者さんから一番に頼ってもらえる、信頼してもらえる介護福祉士』を目指し頑張る川上さん。就職内定おめでとう!
芸道の授業では『いけ花』を体験しました。これから接する高齢者の方々は、日本人としての節目、節句を大切してきた世代です。芸道で学んだ知識や技術は、さりげない会話や人となりを理解していく上できっと役立つことでしょう。
人の役に立つ仕事がしたいと臨んだ介護職への道。地域福祉論で学んだ地域福祉の意義を理解し、将来はこの釧路の地の福祉推進の担い手となってくれることでしょう。
放課後や空き時間を利用して、クラスの仲間と運動も楽しみました。
専門学校とは、専門的な学びを得て、専門職への道を切り拓く場。
今後日本が突入する超高齢社会の救世主として、川上さんの活躍を期待しています!!