自然と人間を愛する教育 武佐の森🌿編

2017/11/12(日)

釧路市民の里山 武佐の森には全国的に有名な「オオバナノエンレイソウ」の大群落があります。

今、この群生にササがはびこり始め、白い美しい花を咲かせるエンレイソウが苦しんでいます。

このエンレイソウを助けようと、昨年から本校 環境教育研究センター主催 釧路自然再発見シリーズの特別編として、市民ボランティアを募り、ササの駆除の奉仕活動を行なっています。今年は昨年の2倍の152名の市民の皆さんが集まり、作業を行いました。オオバナのエンレイソウが育成する森に繁茂する「ミヤコザサ」を根元の付近から一本一本刈り取る作業のため、手作業が必須条件。参加した大勢の皆さんの力で、作業は45分程度で終了しました。

春には白く可憐な花を咲かせて、私たちに自然の息吹きを伝えてくれることでしょう。

環境教育・研究センター長の大西先生と挨拶する副校長の阿部先生。
一本一本のササの根元を残して、刈り取っていきます。そのため、ササの命も守られます。
刈ったササを束ねてまとめ、入り口付近まで運びます。
親子4人で参加した小学生の姉弟。「来年エンレイソウが綺麗に咲いて欲しい」と頑張ってくれました。
作業後は、武佐の森を散策しました。手前左にはヤチボウズが群生しています。
少し歩くと遊歩道の下には植物たちへ命の供給源である沢水が流れていました。ふきの葉のように見えるのは野生のわさびです。
昨日の嵐がまるでうその様にスッキリと青く広がる秋晴れ。最高の散策日和となりまし。