アクティブラーニングで発達心理学を学ぼう!

2018/07/05(木)

こどもの発達の特性や発達過程を理解することは、保育者にとって大変重要です。

本校では北海道教育大学釧路校から福岡真理子教授をお招きして1年生には発達心理学を、2年生には教育心理学を開講しています。

体験をもとにしたさまざまな環境との相互作用で発達するこどもたち。本授業では、出生から小学生までのこどもたちの発達の観点から体と心(精神)について知り、どのように関わることが必要かを理解していきます。

授業の中では学生が主体的に問題を発見し、解を見出していく能動的学習方法であるアクティブラーニングを取り入れて、より学びを深めています。今日紹介するのは全14講(15講目は試験)の12回目「性役割と性行動」です。近年話題となっているトランスジェンダーについても学びました。

(2年生の教育心理学は、5月22日のニュースをご覧ください)

ジェンダーってなに? 性別によって社会から期待される行動や性格。女の子らしく、男の子らしく、保育の現場でも知らないうちに使ってしまっている言葉かも知れません。女の子は大きくなると女の人?性の同一性とは?今日のアクティブラーニングはプレゼントフォーユー(福岡先生が名前を考案)。
解いた解を付箋に書きこんでいきます。自分のノートや書き込みは乱雑になりがちですが、誰かへのプレゼントは、見やすく、綺麗な文字でと、意識しながら行動できますね。
プレゼントフォーユー。付箋を互いに交換します。(こどもたちはプレゼントが大好き。より学びが深まるように、こどもの心理を学習へ応用))
性概念の発達、性の一貫性とは?そして安定性とは?などの演習に取り組みました。
後半は3人ずつに分かれて、グループワーク「遊びの性差」へ取り組みました。
ワークの取り組みを発表。砂遊び、ままごと遊び。人形遊び。うんうん、あるある、同じ答えの挙手があがります。人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ・・・フルガムミニ情報も。
最後に福岡先生から本日のお題が出ます。授業を通して学生が学んだこと、発見したこと、改めて考えたことなどを書いて提出します。学生の声を大切にしてくださる先生です。